骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症とは、骨に小さな穴が多発する症状で、背中が曲がったり、痛みや骨折が起こることがあります。これによって、寝たきりの症状になることがあり、症状が現れた場合は、早期に治療することが大切です。
診断
超音波法、MD(Micro Densitometry)法、DEXA(Dual Energy X-ray Absorptiometryh)法等による検査を行い、年齢・性別などその方にあわせた治療を行います。超音波法は測定装置にかかとを乗せ、踵骨の骨密度を測定します。MD法は第2中手骨をアルミニウム板と同時に撮影することで陰影濃度をアルミニウムと比較して骨密度を測定します。当院でも採用しているDEXA法は大腿骨および腰椎に2種類の微量X線をあて骨の状態を測定し、スキャンデータを計算することで骨密度を測定します。費用が安価かつ誤差が少ないという特徴を持つため多くの整形外科医院や病院で採用されています。FRAX®という世界保健機関(WHO)の国際共同開発グループが作成した40歳以上を対象に骨粗鬆症による骨折が向こう10年間のうちに起こる確率を計算するツールにはDEXAによる大腿骨近位部の骨密度が採用されております。
治療
性別や進行度によって使用する薬は様々ですが、投薬による治療が一般的です。また、骨密度を増加させるための食事による療法もあせわて行う場合が多いです。
日常生活での予防も重要です。当院では予防についての指導もいたしますので、骨粗鬆症が気になりましたら、お気軽にご相談ください。