骨粗鬆症について
骨粗鬆症（こつそしょうしょう）とは？
骨粗鬆症とは、骨の密度や質が低下して骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。特に高齢者や閉経後の女性や治療のためステロイドを長期間内服されている方に多く見られます。
なぜ骨粗鬆症になるの？
骨は新陳代謝を繰り返しながら作り替えられていますが、以下の原因で骨の破壊（吸収）が骨の再生（形成）を上回ると、骨がスカスカになってしまいます。
✅ 加齢：年をとると骨の再生能力が低下する
✅ 女性ホルモンの減少：閉経後は骨を守るエストロゲンが減少
✅ カルシウム不足：骨の主成分であるカルシウムが足りない
✅ 運動不足：運動が少ないと骨が刺激されず弱くなる
✅ 遺伝や体質：家族に骨粗鬆症の人がいるとリスクが高まる
症状は？
初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないことが多いです。しかし、進行すると以下のような症状が出てきます。
🔹 骨折しやすくなる（特に背骨・手首・太ももの付け根など）
🔹 背中や腰が痛くなる（骨がもろくなり、変形しやすくなる）
🔹 身長が縮む（背骨の骨折により背中が曲がる）
予防と対策は？
骨粗鬆症を防ぐには、骨を強くする生活習慣を取り入れることが大切です！
🥛 カルシウムを摂る：牛乳・小魚・大豆製品・緑黄色野菜など
🌞 ビタミンDを摂る：日光を浴びる、きのこ類・魚を食べる
🏃♂️ 運動をする：ウォーキングや筋トレで骨に刺激を与える
🚭 タバコ・お酒を控える：喫煙や過度な飲酒は骨密度を低下させる
治療方法は？
骨粗鬆症と診断された場合、以下のような治療が行われます。
💊 薬物療法：骨を作る薬・骨の破壊を抑える薬
🍽 食事療法：カルシウムやビタミンDを意識した食生活
🏋️ 運動療法：適度な運動で骨密度を維持
メッセージ
骨粗鬆症は気づかないうちに進行し、骨折のリスクを高める病気です。特に高齢者や閉経後の女性は要注意！ 予防のために、バランスの良い食事・運動・日光浴を心がけましょう✨
検査・検診
検査は富士通メディカルのX線骨密度測定装置 ALPHYS LFを用いて腰椎・大腿骨の精密検査を行っております。
当院では吹田市の骨粗鬆症検診も実施しております。受付で骨粗鬆症検診受診の旨をお伝えください。
